


|
|
| 4月15日(水) 大阪エヴェッサ戦 |
2026/4/17掲載 |
■ 終盤の守備で粘り勝ち
| 宇都宮 | vs | 大阪 |
| 80 | - | 77 |
| 15 | -1st- | 19 |
| 25 | -2nd- | 15 |
| 14 | -3nd- | 19 |
| 26 | -4th- | 24 |
| 得点 |
| #25 | D.J・ニュービル | 20 |
| #33 | ギャビン・エドワーズ | 20 |
| #9 | グラント・ジェレット | 13 |
| #12 | 高島 紳司 | 8 |
| #6 | 比江島 慎 | 5 |
| #10 | 竹内 公輔 | 5 |
宇都宮ブレックスは4月15日、ブレックスアリーナ宇都宮で行われた大阪エヴェッサと対戦し、80対77でで接戦を制した。
3Pシュートの応酬となった一戦は、終盤まで互いに主導権を譲らない展開となったが、最後は宇都宮ブレックスが持ち味の守備とリバウンドで上回り、80対77で勝利し、チャンピオンシップ(CS)進出へ向けて価値ある1勝を積み上げた。
第1Qは大阪エヴェッサに2本の3Pシュートを許す苦しい立ち上がりだったが、高島が2本の3Pシュートを決め返し、互角の展開に持ち込んだ。
小川、ジェレットの得点も続いたものの、大阪エヴェッサの連続得点に押され15対19で第1Qを終えた。
第2Qに入ると、宇都宮ブレックスのギアが上がる。
エドワーズの3Pシュート、ジェレットのインサイドで逆転に成功すると、ここから鵤が攻守で存在感を発揮。
速攻での得点、ルーズボールへの執着、ボールプッシュで攻撃のリズムを作り、チームに勢いをもたらした。
遠藤の3Pシュート、竹内のインサイドも決まり、12対0のランを形成。
前半終了間際には比江島のアシストからエドワーズが決め切り、40対34とリードして折り返した。
第3Qは大阪エヴェッサの3Pシュートが再び決まり始める。
エドワーズが内外から得点して応戦したが、連続3Pシュートを浴びて点差を詰められ、終盤には逆転を許した。
それでもニュービルがすぐさま3Pシュートを沈め、54対53と最終Qへ希望をつないだ。
第4Qも大阪エヴェッサの3Pシュートが止まらない。
ニュービル、竹内の3Pシュートで応戦。
再び逆転を許す場面もあったが、ニュービルの3Pシュート、ジェレットのAND1で再び主導権を奪い返すと、最後はホームの声援を背に守り切り、接戦を制した。
ジェレットが13得点、8リバウンド、4アシストと攻守で貢献。
下野新聞社の冠試合として行われたこの日のMVPには、20得点を挙げたニュービルが選ばれ、栃木和牛の賞品パネルが贈られた。
■ 競っている時間帯の守備とリバウンドが勝因
コロネルHCは終盤の守備を高く評価し「競っている時間帯にディフェンスでいい部分がたくさんあった。相手が“絶対に決めたい”場面でブロックできたし、簡単に打たせず時間を使わせることができた。リバウンドも含め、総合的に良かった」と述べ、ディフェンス陣の奮闘を高く評価した。
特に、相手が決めなければならない状況でのブロックショットなど、一つ一つのプレーが勝利に繋がったことを強調。
また、フォトゥと星川を欠く苦しい状況について「全選手が健康な状態でチャンピオンシップを迎えるのが理想だが、不在の選手がいることで他の選手たちがステップアップする機会になっている。より多くの選手が責任感を持ち、高い強度でプレーすることを期待している」と彼らが戻ってきたとき、チーム全体の底上げに繋がる可能性に言及した。
■ 自分ができることをやるだけ
この試合の勝敗を分けたのは、終盤に見せた宇都宮ブレックスの守備だった。
選手たちは高い集中力を維持し、ゴール下での粘り強いディフェンスで相手の猛攻を凌いだ。
試合後、関係者からは「非常に踏ん張ったゲームだった」という声が聞かれ、勝利への執念がチーム全体に浸透していたことがうかがえる。
特に、前半の苦しい時間帯にチームを支えたのが鵤誠司選手だ。
ルーズボールへの執着心から遠藤祐亮選手の3ポイントシュートをアシストしたプレーや、力強いボールプッシュで攻撃のリズムを作った場面など、攻守にわたる献身的な働きがチームに勢いをもたらした。
鵤選手自身も「自分ができることをやるだけ」と語っており、チームから与えられた役割を全うする姿勢が、この日の勝利に大きく貢献した。
■ 流れを離し切れなかったことは反省。群馬戦は出だしが鍵
インサイドで奮闘した竹内だったが、試合の流れをつかんでも、突き放す展開に持ち込めなかった。
終盤にブレイクされなかったことは収穫だが「反省すべき点が多い」試合だったと総括した。
次戦は13連勝中の群馬クレインサンダーズとのアウェー2連戦。
竹内は「相手の勢いを止めるためにも、ジャンプボールから自分たちらしいディフェンスを出さないといけない」と気を引き締めた。
■ 総括
大阪エヴェッサの3P成功率は42.9%と高く、課題の残る内容ではあった。
しかし、終盤の粘り強さ、守備の規律、個々の役割遂行はCSへ向けて確かな手応えとなる。
コロネルHCは「まだCSは決まっていない。気を抜かず、残り試合でできるだけホームゲームを増やしたい」と語り、チーム全体の集中力を強調した。
けが人が複数いる中で、まさに「チームとして戦う」ことが求められる正念場。
この日の勝利は、体を張ったディフェンスや規律といった基本の徹底がもたらしたものだ。
宇都宮ブレックスは、チャンピオンシップの頂点という最終目標に向けて、確かな一歩を踏み出した。
彼らがこれからどのような戦いを見せてくれるのか、ファンはその一挙手一投足から目が離せないだろう。
■ 取材写真
|
| 2025-2026シーズン |

特集・取材レポート
|