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12月6日(土) 秋田ノーザンハピネッツ戦 2025/12/7掲載
バイウィーク明けの厳しい戦いを乗り越え、東地区1位へ

宇都宮vs秋田
84-78
17-1st-16
24-2nd-22
20-3nd-24
23-4th-16

得点
#42アイザック・フォトゥ19
#25D.J・ニュービル15
#12高島 紳司12
#6比江島 慎9
#33ギャビン・エドワーズ7
#17星川 開聖6

約3週間の中断期間を挟み再開したB.LEAGUEの第12節。

8月に左足首を手術した小川敦也や10月にインジュアリーリストに登録されたグラント・ジェレットが今節から戦列に復帰した。

コロネルHCは「戻ってきてくれたことがすごく嬉しい」と喜びを語る一方で、完全復活にはまだ時間が必要だとの見解を示し、焦らずに段階を踏んでいく重要性を強調した。

長いリハビリ期間を乗り越えて復帰した小川選手は「手術してくれた先生だったり、ずっと付き添ってくれた方々、トレーニングを見てくれた人、ファンの方々もたくさんの方に支えられて、今日このコートに立てた。やっとここまで来れたなという実感が湧いてきました」と感謝の気持ちを第一に語った。

試合は序盤から一進一退の攻防となったものの、BREXがリードを保っていた。
しかし、第3クォーターの終盤に逆転され61対62で第4クォーターに挑むこととなった。

コロネルHCは、第4クォーター前に「このまま練習でやろうとしたことを遂行せずに負けて、明日ビデオを見直すのか。それとも今ここでやるべきことを高い強度で遂行し、今日勝つのか。」と選手たちに選択を突きつけたという。

この激に応えた選手たちは、第4クォーターの最初の5分間をわずか4失点に抑える堅守を見せ、試合の流れを引き戻して勝利を掴むことが出来た。

コロネルHCは「良い方向に転んだと思う」と、チームの修正力を称賛した。

チーム最多の19得点、11りバウンドで勝利に貢献したフォトゥは「試合がない時間が続くと、試合の環境を取り戻すのに少し時間がかかる」と中断期間前の高いパフォーマンスを再現することの難しさを認めつつも、この日の試合では「自分たちのベストなブレックス」を目指し、パフォーマンスに集中して臨んだことを明かした。

中断期間中には一時帰国し、リフレッシュできたことが良い影響を与えたと中断期間をボジティブに捉える一方で、「試合を通して集中力が少し欠けてしまった部分があった」と反省点も上げ、思いどおりのプレーが出来ないことに対し「秋田さんのパフォーマンスの素晴らしさもあるが、自分たちとしてはもっと改善していけるところ」と述べ、明日の試合に向けて改善を誓った。

他チームの試合も終え、東地区1位をキープしていた千葉ジェッツが敗れたため、勝率が15勝4敗で宇都宮、千葉、北海道が並び、得失点差でBREXが東地区1位に浮上した。

昨シーズンよりも過密日程でこれまでも試合を続けてきたBREXだが、12月以降も過密日程が待ち受ける。

タフな戦いを乗り越える鍵として「試合が始まれば練習はほとんどできない。だからこそ、これまで築き上げてきた習慣に頼らなければならない」と“習慣”の重要性をコロネルHCは説いた。

過密日程など、多くの課題を抱えながらも、怪我人の復帰など好材料もある。
試合後に「ワクワクしている」とコロネルHCがファンの前で語ったように、BREXがチームとして培ってきた「習慣の力」を信じ、厳しい冬の戦いへと挑んでいく。


■ 取材写真

■12月6日(土) 秋田ノーザンハピネッツ戦


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