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| 9月13日(日) プレシーズンゲーム 釜山KCCイージス戦 |
2026/9/14掲載 |
■ 後半の守備と連動性が光ったプレシーズンゲーム
| 宇都宮 | vs | 釜山 |
| 87 | - | 72 |
| 24 | -1st- | 26 |
| 19 | -2nd- | 18 |
| 29 | -3nd- | 9 |
| 15 | -4th- | 19 |
| 得点 |
| #3 | トレイ・ケル Ⅲ | 19 |
| #42 | アイザック・フォトゥ | 15 |
| #24 | 荒川 颯 | 13 |
| #6 | 比江島 慎 | 10 |
| #23 | オーティス・フレイジャー Ⅲ | 10 |
| #33 | ギャビン・エドワーズ | 10 |
宇都宮ブレックスは9月13日、日環アリーナ栃木で韓国・釜山KCCイージスとプレシーズンゲームを行い、87対72で勝利した。
前半は相手のフィジカルと勢いに押される時間帯もあったが、後半にかけて守備の強度を取り戻し、チーム全体で流れを引き寄せた。
試合は釜山KCCの3Pシュートでスタートし、その後、相手にAND1を許すなどリードを奪われる展開が続いた。
それでも、比江島の3Pシュートとフリースローで加点し、荒川の3Pシュートで同点。
さらに遠藤が3Pシュートを沈め逆転したが、終了間際に再び3Pシュートを許し24対26で第1Q終了。
第2Qはエドワーズの速攻からのダンクで勢いを取り戻すと、荒川がこの日冴え渡るシュートタッチで再び3Pシュートを決める。
鵤の巧みなインサイドや荒川の4点プレーも飛び出したものの、釜山KCCの連続AND1に苦しみ、43対44で前半を折り返した。
第3Qは、ケルⅢが連続得点で逆転すると、守備の強度が一段と上昇。
粘り強いディフェンスからボールを奪い、エドワーズのダンク、ケルⅢのタフショットが次々と決まり、リードを2桁に広げる。
速攻からの連続得点もあり、72対53と一気に19点差で最終Qへ。
第4Q序盤は、釜山KCCが意地を見せ連続得点を奪われるが、遠藤の3Pシュートで流れを引き戻し、荒川がタフな体勢から再び3Pシュートを沈める。
終盤にはエドワーズがファウルを受けながら豪快なダンクを叩き込みAND1。
鵤の鋭いアシストからフォトゥが得点するなど、最後までチーム全体で攻め切り、87対72で勝利した。
■ 「依存しないチームへ」“全員で戦う”バスケットの重要性
ラファエレHCは「第3Qは今季ここまでで最も良いクォーターだった。守備で相手を9点に抑えられたことが大きい」と、ディフェンスの共通認識と後半の修正力を強調した。
また、6人が2桁得点したことについて、チームの成長を示すものだと語り「誰か一人に依存するのではなく、全員が役割を果たすことが重要。タフなスケジュールを戦うためにも、チームとして変化し続ける必要がある」と評価した。
■ 新システムへの適応が進む守備の変化と成長
フォトゥは試合の入りについて「相手の激しさにマッチできなかった」と反省しつつ「後半は自分たちのディフェンスを徹底し、やりたいバスケットができた」と後半の修正力を評価した。
新加入選手との連携については「新しい仲間とプレーするのはまだ慣れる部分もあるが、ピック&ロールや守備のシステムを合わせながら、確実に前進している」とプレシーズンを通して確かな手応えを感じているという。
■ 総括
ブレックスは前半こそ釜山KCCの勢いに押されたが、後半は守備の強度と連動性で完全に試合を支配した。
複数の選手が得点を重ね、ラファエレHCが求める「全員で戦うバスケット」を体現した内容だった。
チームは「個の爆発」に頼らない、共有知と再現性に根差したバスケットボールへの移行期にある。
オフェンスは結果よりプロセス、ディフェンスは共通認識の徹底だ。
その積み重ねが、連戦でも揺らがないチーム強度をもたらす。
連戦の中でこの「全員が起点」とするオフェンスをどこまで安定させられるか、そして前半の停滞をいかに素早く修正できるか。
第3Qの質を試合全体へ拡張できるかが、チームの進化を占う試金石となる。
現在は、守備の「激しさ」を核としたアイデンティティを維持しながら、新加入選手との連携と新システムへの適応を急ピッチで進めている。
短期間での成熟には、練習の質と意思決定の精度が鍵となる。
開幕までの約2週間で、どこまで「賢さ」を伴う強度へ昇華できるのか。
その答えは初戦のコート上に示されるだろう。
■ 取材写真
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